マスクパックに求める効果：シートパックなのか、それとも洗い流すパックなのか、その使用者は年齢によってかなり異なります。しかも中国と韓国とでは正反対の状況が表れています。

　韓国では、40歳～65歳の女性はシートパックにかける平均費用が洗い流すパックより高く、20歳～39歳の女性はその逆となっています。そのため、アンチェイジングと保湿効果のあるシートパックの売上が最も伸び、2016年ではすでに売上の58％を占めるようになりました。

　面白いことに、中国のマスクパック市場では、シートパックの主な購入者は20歳～35歳の女性であり、35歳以上の女性は洗い流すパックをより好みます。いま20歳～35歳の若い女性はやがて35歳以上になっていきます。年齢とともに彼女たちのマスクパックに対する好みも変わってくるでしょう。異なる年齢層の女性のマスクパック効果に対するニーズを絶えず観察し、そのニーズに応えることで、きっと中国のマスクパック市場を急速に発展させることができるに違いありません。

　ショッピングチャネル：ネットショッピングは無視できないほど成長していますが、しかし「単一ブランド専売店」の韓国における急速な成長を見ても、実店舗がそれに取って代わられることはないことが証明されています。

　中国のマスクパック品種を見ると、ネットショッピングと海外代理購入の成長が著しい。そのうち、ネットショッピングの成長はすでに2014年に総合スーパーを超え、化粧品専売店に次ぐ第二のチャネルとなりました。

　ネットショッピングの急成長は、実店舗チャネルの犠牲の上に立つものではありません。研究データによると、ネットショッピングのシートパック市場による増加量が94％に達しています。総合スーパーに比べ、消費者がネットショッピングを利用するときの平均単価が高く、購買頻度が低いが、しかし毎回の購入量が多いという行為特徴があります。ブランド業者は異なるチャネルの購買行為に対して製品の差別化戦略を立ててこそ、品種のさらなる増量が実現可能になるのです。